教育現場おけるデジタルトランスフォーメーション
- ICT
- 2021年7月14日
幼稚園でもパソコン教育が当たり前!?
私は年長の娘がいるのですが、年少の時から幼稚園でパソコンに触れています。先日、幼稚園に参観で行った際にみたのですが、パソコンコーナーが設けてあり、数台(たしか5台ぐらい)設置されていました。定期的にパソコンを使用した授業があり、お絵かきなどをしているそうです。
驚愕の吸収力
自宅ではかなり古いiPadがあり、幼児向けのアプリで遊んだりしています。また、やり方を教えてもいないのに、私のスマホで写真を撮ることもできてしまいます。文字入力もできます(こちらも教えていないにもかかわらず、見よう見まねで)。子供の観察力というか吸収する力ってすごいと感じました。
近所の小学生(2年生)は最近学校からタブレットが支給されたそうです。私の娘が小学生になるころには、1年生から支給されるかもしれません。いまのランドンセルにはタブレット収納があるみたいです。うちも4月にランドセルを購入しましたが、たしか収納付いていたはず。
教育現場での現状
日本の学校はICT活用でOECD諸国中最下位で、コロナ禍では95%の学校がオンライン授業に対応できなかったそうです。
・OECD生徒の学習到達度調査
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/index.html#PISA2018
わずか5%の自治体がコロナ禍にあっても教員と児童・生徒がやり取りできる「同時双方向」のオンライン指導をすぐに提供できました。世界的に見ても日本の教育におけるICT活用度合いは極めて低いものとなっています。OECDの発表によると、1週間のうち、教室の授業でデジタル機器を使用する時間は、国語、数学、理科において加盟国中最下位。学校以外でコンピュータを使って宿題をする頻度についても、全くかほとんどないが8割近くを占め、こちらも最下位。
GIGAスクール構想
ここで、政府が進めるのが「GIGAスクール構想」です。小中学生に1人1台の学習用端末と高校も含めた高速大容量の通信ネットワークを整備するというもの。
・文部科学省(GIGAスクール構想の実現について)
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
ですが、1人1台の環境を整備するだけでは、世界に通用する人材の育成にはつながらないと思います。ICTを使って何を学ぶかが重要になるからです。現代社会は高度に情報化が進み、AIの急速な普及に代表されるようにテクノロジーの進歩はかつてないほど早いです。
こうした先が見通しにくい現代社会では、課題を自ら発見して解決する能力、プログラミング的な思考、情報リテラシー、ITスキル、コミュニケーション能力などが新たに必要になると言われています。
・「教室広げて」文科省通知へ 学校の姿を変える理由は
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6398854
まとめ
教育におけるICT活用については、生徒のリテラシーをめぐって保護者から不安の声が上がることも多いそうです。とんでもないような大事件は起こらなくても、何らかの小さなマイナスは必ず起こるのではないでしょうか。(例えば、不適切なサイトを見た、授業中に友達に私用メールを送ったなど)
それ以上に、ICTを活用することでプラスを生み出すことに重点を置き、プラスの循環を生み出すのが重要ではと思います。
大学では経済学を専攻。卒業論文でIT革命について執筆。
就活でPCを触ったぐらいの経験で中堅SIerに入社。
新人のころは主にテスト担当、その後Java言語での開発を経験。
現在のメインはマネジメント業務全般。
好きなもの:スポーツ全般、ライブ・フェスに行くこと
愛読書:週刊少年ジャンプ(マッシュル、僕とロボコ推し)
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