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【開発事例】自動車メーカーの中古車販売における在庫管理システム

【開発事例】自動車メーカーの中古車販売における在庫管理システム

今回は、自動車メーカーの中古車販売における在庫管理システム導入事例をご紹介します。
ご依頼いただいた会社様は、海外メーカーの中古車の買取や販売、整備をおこなっており、システム導入前は、パソコン専用の在庫管理システムで在庫を管理されていました。また、買い取った中古車は、Webサイトで在庫車両として掲載していたのですが、都度、制作会社に依頼して掲載をする必要がありました。

新たな在庫管理システムの導入により、在庫車両の一元管理が可能となり、Webサイトへの掲載作業も自社で簡単に行えるようになりました。これにより、更新にかかるスポット費用を抑え、業務の効率化とコスト削減を実現しています。

ご依頼前の課題

・パソコン専用の在庫管理システムを使っていた為、スマホやタブレットで在庫車両を閲覧できない
・Webサイトに在庫車両を掲載する為に、制作会社向けの素材の用意する必要がある
・さらに掲載を依頼する為のスポットの更新費用が発生する
・在庫システムとWebサイトの在庫情報にタイムラグが発生する

在庫管理システムを導入する前は、パソコン向けの在庫管理システムをご利用されていた為、営業担当の方が外出先で在庫車両の情報を確認できず、商談の効率が低下する問題がありました。また、在庫車両をWebサイトに掲載する際には制作会社に都度依頼しており、素材準備や更新費用が発生するだけでなく、タイムラグが避けられない状況でした。

さらに、売却済みの車両に「売却済」アイコンを表示したり、掲載を取り下げる際も依頼が必要で、リアルタイムでの情報更新が難しい点が課題となっていました。たとえば、WordPressなどのCMSを使用して在庫車両を掲載すれば、直接の更新が可能となり、タイムラグや更新費用を削減できます。しかし、この場合、在庫管理システムとWebサイトの両方を別々に管理する手間が増え、業務の煩雑さが増してしまいます。

システム導入後の効果

・外出先で在庫情報を確認できるようになり、商談スピードが大幅に向上した
・Webサイトの更新費用と手間が削減され、リアルタイムで更新できるようになった
・在庫車両を一元管理することができるようになった

そこで、在庫管理システムをスクラッチで開発し、Webサイトと連携させることで在庫車両の一元管理ができるようになりました。また、営業担当の方が外出先で、パソコンやタブレットを使って在庫車両の情報を確認したり、お客様に車両を確認していただくことが出来るようになり、商談のスピードが大幅に向上しました。

Webサイトへの車両掲載も管理画面から簡単に操作できるため、制作会社への依頼が不要となり、更新にかかる費用や手間も削減できました。これにより、在庫情報を迅速かつ正確に反映できるようになり、業務効率が一段と高まりました。

今回は、予算の関係で実装されなかったのですが、さらに業務効率化を図るため、車両メンテナンスに関連するパーツや部品の管理機能、スマホやタブレットでのQRコード読み取り機能を導入することで、棚卸し作業の効率化も見込めるため、在庫管理の精度が一層向上し、運用の効率をさらに高めることも可能です。

まとめ

今回はフロントエンド全体をリニューアルし、新たに開発した在庫管理システムを実装しましたが、既存のWordPressサイトに組み込んだり、APIを使った連携も可能です。さらに、ヘッドレスCMSと組み合わせてJamstack構成にすることで、閲覧速度の向上や負荷分散をさせる方法もあります。こうした技術を活用することで、より快適なユーザー体験を提供できるようになります。

弊社では、簡単なメールフォームから、大規模業務システムとの連携まで、幅広いシステム開発に対応しております。「新規でシステムの開発をおこないたい」「既存のシステムを改修したい」「リソースが不足している」「システムの定期的な改修や保守を依頼したい」など、システム開発・保守などでお困りの際には、お気軽にご相談ください。

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