WordPressの高速化・速度改善をする為の5つの方法
- WEBサイト制作
- 2022年11月9日
WEBサイトを閲覧していて、表示されるまでに何秒も待たされてしまうと、ユーザーは別のサイトを訪問してしまうかもしれません。また、サイト内を閲覧する際に、ページを切り替えるたびに表示するまでに時間がかかってしまうと、テンポが悪くて、何ページも読む気になれませんよね。これにより離脱率も増えてしまいます。
検索エンジンのGoogleでも、ページの表示速度を上位表示の指標の一つにしています。このように、ページの表示速度はユーザー体験の為にも、SEOの為にも重要な要素の一つと言えます。
ただ、お勧めCMSとしても紹介しているWordPressのように、動的に表示しているサイトでは、表示速度が遅くなりがちです。そこで今回は、WordPressを高速化・速度を改善する為の方法をご紹介します。
>> CMS導入のススメ
1. サーバーを乗り換える
一番手っ取り早い方法は、サーバーを乗り換えることです。
既に、速度の速いサーバーを使っている場合には、この方法は使えませんが、WordPressを使うと表示速度が遅くなってしまうような場合には、この方法は有効です。またサーバーによっては、昼間の表示速度は問題なくても、夜間などユーザーが増えた際に表示速度が遅くなってしまうようなこともあるので注意が必要です。
表示速度が高速で安定しているサーバーとしては、定番ではありますが「エックスサーバー」がおすすめです。月額1,000円程度で、数百円で使えるような格安なサーバーには及びませんが、サポートも丁寧で、返答も早いので安心して利用できると思います。(エックスサーバーの回し者ではありません。。。)
また、古いサーバーを長く使っていると、容量が少ないまま昔の高い料金が発生していたり、PHPなどのバージョンが古いまま使っていたりする可能性もあります。そういった理由からもサーバーの見直しは定期的に行うことをおすすめします。
エックスサーバーでは、以下のような環境でWordPressの高速化を実現しています。
・WordPressに最適化された高速環境を実現できる「KUSANAGI」の技術を導入
・大量のリクエストを同時並行で処理が可能な「Nginx(エンジンエックス)」を採用
・オールNVMeを採用でメモリは1TB、vCPUコア数は128コア
・複数のリクエストを並列処理できる「HTTP/2」に対応
・表示速度が高速化される「Xアクセラレータ」を搭載
エックスサーバー 公式サイト
https://www.xserver.ne.jp/
2. サーバーの高速化機能を使う
次に気軽に出来る施策としては、サーバーが用意している高速化機能を利用することです。「サーバーキャッシュ」や「ブラウザキャッシュ」、「PHPの高速化」や「AIによる最適化」、「一時的なブースト機能」や「CSSやJavaScriptの最適化」など、サーバーによって様々な機能が用意されていると思います。
これらを利用することで、設定を有効にすることで、気軽にサイトの速度を改善することが可能になります。ただ、「サーバーキャッシュ」や「CSSやJavaScriptの最適化」など、設定の内容によってはホームページの表示が崩れてしまったりすることもありますので、表示を確認しつつ機能の有効化をするようにしましょう。
3. WordPressのプラグインを利用する
WordPressは、プラグインを利用することで、自由に必要な機能だけ追加することが出来ます。高速化させるプラグインも沢山ありますので、インストールして気軽にサイトの速度を改善することが可能です。ただ、プラグインは、他のプラグインとの相性があったり、定期的なアップデートが発生するので、ちょっとした手間が発生してしまいます。
また、キャッシュ系プラグインで注意しなければならないのが、ECサイトなどの動的サイトでキャッシュしてしまうと、他のユーザーには見えてはいけない情報が表示されてしまう恐れがあるということになります。導入する場合には、慎重におこなってください。
サイトの高速化をする為のプラグインとしては、以下のようなものがあります。
・キャッシュプラグイン
・HTML、CSS、JavaScript 圧縮プラグイン
・データベースキャッシュプラグイン
・オブジェクトキャッシュプラグイン
・ブラウザキャッシュプラグイン
4. CDNを利用する
CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用することでも、サイトの速度を改善することが可能です。CDNは、各地域のサーバーに画像などのコンテンツを予めキャッシュしておき、閲覧するユーザーから最も近いデータセンターからコンテンツが配信されることで、快適にサイトを閲覧することが可能になります。
データセンター世界各地に配置されているCDNを利用することで、海外向けのコンテンツや越境ECなどでも、最適な速度で配信することが可能になります。また、サーバーが分散されることで、同時アクセスにも強くなるというメリットがあります。
デメリットとしては、CDNに障害が発生した際に、サイトが表示されなくなってしまうようなこともありますので、しっかりと対策をする必要があります。また、画像検索を考慮して、画像のURLはCDNサービスのドメインを使うのではなく、サブドメインなどを使うといった配慮も必要になってきます。
5. PHPのバージョンを上げる
PHPのバージョンで5を使っているような場合には、PHP 7以上にバージョンを上げることでも速度の改善が期待できます。ただ、劇的に速度が改善されるわけではないのと、バージョンを上げることでWordPressの不具合が発生したり、プラグインの不具合が発生することが多いので、費用対効果としては低いと思います。
とはいえ、古いバージョンのPHPを使っているとセキュリティ的にも危険ですし、WordPressも古いPHPには対応していなかったりするので、必然的に定期的なアップデートは必要になります。
>> WordPressは危険?セキュリティ対策の重要性
>> WordPressのPHP8への対応状況。古いプラグインを使っている場合には要注意
まとめ
今回は、サイトの高速化や速度の改善をする方法として、代表的な方法をご紹介させていただきました。ただ、手っ取り早い方法でサーバーを乗り換えると言っても、サイトの移行やメールの設定変更など、簡単ではありませんよね。。。キャッシュを利用することで、サイトの表示に不具合が発生することもあります。
サイトの高速化や速度改善をおこないたいけど「上記の内容はよく分からない」「サーバーの乗り換えは面倒」など、ございましたらシナゲートで代行させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
Flashの制作にハマり独学で習得。その後、都内のWEB制作会社にて、大手自動車メーカーや大手カード会社など、様々な制作を経験する。現在は、デザインだけでなく、WordPressのカスタマイズやSEOなど、制作全般に携わる。好きなものは、ブログ、テニス、ガジェット、節約
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